今、目の前にいる人は過去から来たと言っている。信じられるわけがない。過去から来たというなら、どうして今現在では時空遡行ができないのか。未来から来たというのなら分かるが・・・
「簡単な事ですよ。一言で言えば、我々はこの惑星の住民ではなかったからです。言うなれば、宇宙人のタイムトラベラーです。この星ではまだ時空移動は不可能です」
さっきから土手にいたもう一人の人が更に話しかけてくる。
「私達は貴方を守る為にやってきたのよ。分かったらさっさとあんたの家に招待しなさい」
「カーキ、少し横暴だよ。抑えて」
これはコントか何かか?
きっと金のないお笑いコンビか何かに違いない。あのドラ○もんみたいな奴もきっと夢に違いない。早く家に帰ろう。お腹も空いたし。いや、その前に一眠りだな。借りてきた本を読み切るためにも。
「潤さん。貴方は気が付いているはずです。貴方の両親が亡くなった時に不思議な感じがしたのを。そして覚えているはずだ。御父さんの方から10才の誕生日のときに教えてもらった7文字の言葉を!」
そんな・・・何故こいつらがその事を・・・いやありえない・・・過去から来ただ!?・・・信じれるものか・・・たとえどんな呪文を唱えようとも・・・時空を変化させるような魔法は使えないと・・・証明されているはずだ・・・
潤は今、一人暮らしである。何故ならば、彼の両親は4年前に他界した。不幸なことに、その両親はひき逃げにあったのだ。すぐに病院に搬送されたのだが、時既に遅し。間に合わなかった。そして今に至る。
大体、こんな意味不明な人たちを家に招きいれるわけにも行かないしな。
「信じることができないようですね・・・ではこうしたら如何でしょう?」
その晩。彼等はその河原に居た。
明日は誕生日だったな・・・潤はまた嫌な事を思い出していた。
「明日は貴方の誕生日でしたよね?その時、貴方に何かしらの変化が起きる筈です。時空断層は明日がちょうど当たっていますし」
誰か話相手が欲しかっただけなのか、1時間以上は時空遡行についての話を一方的に聞かされている。
時空断層。その文字の通り、時空中に発生する"時間のずれ"みたいなものである。つまりは、此処以外の時空からはその断層の中へは時空遡行ができないポイントなのである。これは潤の両親が事故にあった瞬間から明日の午前零時まで繋がっている。つまり、この四年間は他の時間帯からは来ることができない場所となる。
なら、何故あなたがたはこの時間に来ることができたんですか?
「それはですね・・・未来や過去からこの時間帯には直接には来る事ができないのですが――また、過去から普通の時間の流れに乗ってこようとしても、事故の瞬間から4年後に飛んでしまうのですが――私は他の人に真似できないある魔法を使えるのですよ。それを使って此処まで来た、ということです・・・・・・って聞いてます?」
この本はちょっと古い物だけど、文法はそれほど難しいものではないみたいだな・・・予想より400年は早いものの様だ・・・・・・おっと、つい本に夢中になってしまった。 それで何でしたっけ?
「いえ、真面目に会話をしようとした私が悪かったです・・・」
「そんなことよりもお腹が空いたのですが・・・コンビニ行ってきてもいいですか?」
「お腹が空きましたか・・・実は我々もです・・・では、さっさと終わらせるために時間を少し進めましょう」
そういったが早いが、その男はなにやら地面に半径3メートル程度の範囲に幾何模様を書き出し、空に向かってなにやら呪文を唱えている。つられて潤も空を見てみると、薄暗い空には靄がかかって・・・否・・・これはこの模様の中から出てきている。
「ちょっと下がってください。近づきすぎると貴方の"時間"が乱れてしまいますので・・・ぁ、魔方陣からは出ないでくださいね」
何も変わったようには見えないが・・・腕時計も普通の時刻を指している・・・
「簡単な事ですよ。一言で言えば、我々はこの惑星の住民ではなかったからです。言うなれば、宇宙人のタイムトラベラーです。この星ではまだ時空移動は不可能です」
さっきから土手にいたもう一人の人が更に話しかけてくる。
「私達は貴方を守る為にやってきたのよ。分かったらさっさとあんたの家に招待しなさい」
「カーキ、少し横暴だよ。抑えて」
これはコントか何かか?
きっと金のないお笑いコンビか何かに違いない。あのドラ○もんみたいな奴もきっと夢に違いない。早く家に帰ろう。お腹も空いたし。いや、その前に一眠りだな。借りてきた本を読み切るためにも。
「潤さん。貴方は気が付いているはずです。貴方の両親が亡くなった時に不思議な感じがしたのを。そして覚えているはずだ。御父さんの方から10才の誕生日のときに教えてもらった7文字の言葉を!」
そんな・・・何故こいつらがその事を・・・いやありえない・・・過去から来ただ!?・・・信じれるものか・・・たとえどんな呪文を唱えようとも・・・時空を変化させるような魔法は使えないと・・・証明されているはずだ・・・
潤は今、一人暮らしである。何故ならば、彼の両親は4年前に他界した。不幸なことに、その両親はひき逃げにあったのだ。すぐに病院に搬送されたのだが、時既に遅し。間に合わなかった。そして今に至る。
大体、こんな意味不明な人たちを家に招きいれるわけにも行かないしな。
「信じることができないようですね・・・ではこうしたら如何でしょう?」
その晩。彼等はその河原に居た。
明日は誕生日だったな・・・潤はまた嫌な事を思い出していた。
「明日は貴方の誕生日でしたよね?その時、貴方に何かしらの変化が起きる筈です。時空断層は明日がちょうど当たっていますし」
誰か話相手が欲しかっただけなのか、1時間以上は時空遡行についての話を一方的に聞かされている。
時空断層。その文字の通り、時空中に発生する"時間のずれ"みたいなものである。つまりは、此処以外の時空からはその断層の中へは時空遡行ができないポイントなのである。これは潤の両親が事故にあった瞬間から明日の午前零時まで繋がっている。つまり、この四年間は他の時間帯からは来ることができない場所となる。
なら、何故あなたがたはこの時間に来ることができたんですか?
「それはですね・・・未来や過去からこの時間帯には直接には来る事ができないのですが――また、過去から普通の時間の流れに乗ってこようとしても、事故の瞬間から4年後に飛んでしまうのですが――私は他の人に真似できないある魔法を使えるのですよ。それを使って此処まで来た、ということです・・・・・・って聞いてます?」
この本はちょっと古い物だけど、文法はそれほど難しいものではないみたいだな・・・予想より400年は早いものの様だ・・・・・・おっと、つい本に夢中になってしまった。 それで何でしたっけ?
「いえ、真面目に会話をしようとした私が悪かったです・・・」
「そんなことよりもお腹が空いたのですが・・・コンビニ行ってきてもいいですか?」
「お腹が空きましたか・・・実は我々もです・・・では、さっさと終わらせるために時間を少し進めましょう」
そういったが早いが、その男はなにやら地面に半径3メートル程度の範囲に幾何模様を書き出し、空に向かってなにやら呪文を唱えている。つられて潤も空を見てみると、薄暗い空には靄がかかって・・・否・・・これはこの模様の中から出てきている。
「ちょっと下がってください。近づきすぎると貴方の"時間"が乱れてしまいますので・・・ぁ、魔方陣からは出ないでくださいね」
何も変わったようには見えないが・・・腕時計も普通の時刻を指している・・・
コメント
俺なんかそんな物語考えるのも無理っすよ(;^ω^)
頑張ってくだせぇ